テクマトリックス、運用上の問題を分析・解決する「システム改善支援サービス」
テクマトリックス株式会社は6月25日、システム運用上の問題点を解決する「システム改善支援サービス」を発表した。
同サービスは、システム運用上の問題を調査・解決するもの。同社のシステム開発・運用ノウハウを生かし、システムの設定内容や運用業務を分析。その結果を基に改善策を策定して実行する。主に「アセスメントサービス」と「アクティビティ実行サービス」から構成され、これらを着実に行っていくことで、システム運用業務のスリム化とTCO削減を実現するという。
アセスメントサービスでは、システムの内容や運用業務を詳しく調査・分析。あらゆる情報を整理整頓・共有した上で、さまざまな角度から最適な改善策・解決策(アクティビティ)を提示する。
具体的には、1)現状システムの機器構成や保守契約形態、既存ドキュメントの精度や過不足の調査、2)ベンダも含めた全ステークホルダーとのヒアリング・ディスカッションによる運用状態の確認と改善方針の策定、3)システムや運用業務における課題の整理整頓、管理、優先順位付けといった問題の洗い出し、の流れで実施する。期間はおよそ1.5カ月。
ここで提示した改善策・解決策を、アクティビティ実行サービスで実行する。
具体的には、1)既存ドキュメントの更新、新規作成、不足分の補充、2)ソースコード・アーキテクチャ解析、負荷テスト、脆弱性テストの実施、3)データベース/サーバー構成変更や設定ファイルの修正、SQLやプログラムのチューニング、4)開発担当者不在で管理できていないアプリケーションの解析・バグ修正、5)新運用業務への移行に向けた手順・環境の整備、の流れ。5)では、構成管理(CMDB)を活用した保守契約管理やインシデント管理の体制も整える。
期間はおよそ1.5カ月。アセスメントサービスを利用しない場合も、アクティビティ実行サービスで必要な部分のみをスポット利用することもできる。
なお今回のシステム改善支援サービスは、多種多様なシステムのライフサイクルに応じた各種支援サービス「カスタムメイド・コンシェルジェ・サービス(Custommade Cocierge Service:CuCS)」の1サービスメニューとして提供する。CuCSにはこのほか、「システム開発支援サービス」「テスト支援サービス」なども用意されている。
2009/6/26 12:11