OSSの活用でコスト削減、サイオスがワンストップサービス


全フェーズをワンストップで支援
ソフトコンポーネント一覧

 サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)は7月1日、オープンソースソフト(OSS)の活用によるコスト削減を総合支援する「OSSワンストップソリューション」を提供開始した。

 同サービスは、OSSと商用ソフトの各コンポーネントを適材適所で組み合わせ、OSSと商用ソフト混在環境における最適なシステムやソリューションをワンストップで提供するもの。

 2007年に開始した、OSSに関する問い合わせに答える「OSSよろず相談室」などで、これまでに同社が培ったLinux OS、アプリケーションサーバー、仮想化などのOSSに関するノウハウに加え、データベース分野を強化したのが、新サービスの特徴。OSSに関するサービス範囲を広げたことで、「基本構想~設計~開発~構築~運用」における全フェーズをワンストップで支援するという。

 具体的には、「ビジネスゴールモデル提案」から始まり、「ビジネスアーキテクチャ設計」「システム化提案」「アーキテクチャ設計」「システム開発」「検証・テスト」「構築サービス」「導入サービス」「保守サービス」「研修・トレーニング」などを提供。

 OSS/商用ソフトコンポーネントとしては、「OSSよろず相談室」などの総合サービスのほか、HA・システム保護として「LifeKeeper/DataKeeper」、アプリケーションサーバー関連として「WebLogic/WebSphere/Apache/Tomcat/JBoss」、データベースとして「Oracle/DB2/Postgres Plus/PostgreSQL/MySQL」、セキュリティ・ID管理として「Anti-Virus/Web Filtering/Identity/Access Management」、Linux OSとして「SUSE Linux/Red Hat Enterprise Linux/Oracle Unbreakable Linux」、仮想化として「Oracle VM/Xen/VMware/KVM」などを用意。これらコンポーネントを利用して、「OSSによるコスト削減」や「事業継続」といった各種ソリューションモデルを提案する。

 サイオスでは、OSSワンストップソリューションについて、今後3年間で200社への導入を目指す。


(川島 弘之)

2009/7/1 15:43