英Canonical、Ubuntuを使ったクラウドサポートサービスを発表


 Linuxディストリビューション「Ubuntu」を支援する英Canonicalは7月1日(現地時間)、クラウドサポートサービス「Ubuntu Enterprise Cloud Services」を発表した。Ubuntuを利用したプライベートクラウドの構築を支援するもので、米Eucalyptus Systemsと提携して提供する。

 Canonicalは今年4月、「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」のインターフェイスを持つクラウド構築機能「Ubuntu Enterprise Cloud(UEC)」のテクノロジープレビュー版を発表しており、Ubuntu Enterprise Cloud Servicesは、これを支援するサポートサービスとなる。

 UECを利用してプライベートクラウドを構築し、データセンターの効率化やサーバー最適化ができる。UECはオープンソースのクラウド技術「Eucalyptus」をベースとしており、Eucalyptusを開発するEucalyptus Systemsと共同で技術サポートを提供する。単一の窓口からCanonicalサポートチームのサービスを受けられるという。

 価格は、物理サーバー5台/仮想Ubuntuサーバー25台までのエントリレベルで年間4,750ドル(9時間×週5日の平日スタンダードサポート)、または同17,500ドル(24時間×365日のアドバンスサポート)。サイトサポート(物理サーバー、仮想サーバーともに無制限)の場合、スタンダードが年間90,000ドル、アドバンスが年間150,000ドル。



(Infostand)

2009/7/2 08:59