「PostgreSQL 8.4」がリリース、293の新機能を追加


 PostgreSQLグローバル開発グループは7月1日(米国時間)、オープンソースRDBMSの新版「PostgreSQL 8.4」をリリースすると発表した。合計293にわたる新機能を搭載しており、PostgreSQLの公式サイトなどからダウンロードできる。

 新版では並列データベースリストアの機能により、バックアップからのリストア速度が最大8倍向上。また、列単位の権限をサポートし、取り扱いに注意すべきデータに対して、より細かな制御が可能になっている。加えて、データベース単位での照合順サポート、新たな問い合わせ管理ツールの追加などが行われた。

 このほか、ANSI SQL2003対応のウィンドウ関数、再帰SQLなどのSQL機能拡張も実施。PostgreSQL 8.3からは、pg_migratorベータ版を用いることで、長時間の停止を伴わずにアップグレード可能という。


(石井 一志)

2009/7/2 18:00