アシスト、HP Service ManagerとJP1の管理・監視基盤を連携させるソフト


 株式会社アシストは7月3日、サービスデスク支援ツール「HP Service Manager software」(以下、HP Service Manager)と、自社が提供するソフトウェアパッケージやサービスを連携させるための「HP Service Manager バリュー・キット」を提供すると発表した。今回はその第1弾として、JP1との連携を実現する「インシデント・コネクタ」を同日より提供する。

 HP Service Manager バリュー・キットでは、HP Service Managerの最新版「同 7.1」より強化された統合リポジトリ「HP Universal CMDB」(以下、UCMDB)の連携機能を生かし、アシストが提供するソフトウェアやサービスとの連携を実現する。今回提供されるインシデント・コネクタは、JP1のインシデント情報をUCMDBに蓄積し、HP Service Managerとの自動連携を行うもので、JP1側では、ネットワーク監視ツール「JP1/Cm2/Network Node Manager」と統合コンソール「JP1/Integrated Management-Manager」が対象となる。

 インシデント・コネクタを導入することにより、ユーザーはJP1の両ツールのエラーメッセージを、自動的にHP Service Managerへインシデント登録できるようになる。また、HP Service Managerでの処理に応じて、JP1側でのステータスも自動的に変更される。

 インシデント・コネクタの価格は、10指名ユーザーで54万8000円から。このほか、HP Service Managerの基本プロダクトやサポート、構築サービスなどの費用が別途必要となる。なおアシストではHP Service Manager バリュー・キットの発売を記念して、インシデント・コネクタを先着10社に12万8000円で提供するキャンペーンも行うとしている。




(石井 一志)

2009/7/3 14:31