大塚商会、リコー製複合機を用いて紙文書を電子化するソリューション


 株式会社大塚商会は、文書を容易に電子化可能なスキャニングソリューションを、7月3日より販売開始する。

 このソリューションは、紙文書をリコー製複合機のスキャナ機能を利用して電子化し、容易に保存できるようにするもの。具体的には、サイオスの「Quickスキャン」を用いることで、コピー感覚で文書を取り込み、複合機の操作パネルから保存先のフォルダやファイル名を自由に選択できるようにした。また、PCを介さず、複合機のパネル上だけで操作が完結できるほか、操作画面は、直感的な操作を行える画面設計を採用し、利用者がストレスを受けにくく、ミスが起こりにくいようにしているという。

 加えて、大塚商会の導入支援サービスと保守サービスをあわせて提供する点も特徴。導入支援サービスでは、企業ごとの電子化の目的と現状業務を把握し、その環境や運用方法にあわせてフォルダ構成、ファイル命名ルールなどを決められるよう指導を行うとのこと。

 価格は、Quickスキャンが7万円(税別)、導入支援サービスが5万円(同)から、「たよれーるQuickスキャン保守」がMFP1台あたり9600円(同)/年。なお、複合機は対応するリコー製品を別途用意する必要があるほか、MFP保守料金も別途必要となる。

 大塚商会では、初年度に500社への導入を見込んでいる。


(石井 一志)

2009/7/3 15:52