米Google、コンタクト機能など「Google Apps」を強化


 米Googleは7月1日(米国時間)、Web経由で提供するオフィススイート「Google Apps」のコンタクト機能を強化し、テンプレートギャラリー機能を追加した。コンタクトでは、「Google Apps Premier」ユーザー向けに新API「User profiles API」を追加し、「Gmail」で企業のアドレス帳全部を検索可能となった。

 User profiles APIによって、管理者は自社ドメイン上の全ユーザーのプロフィール情報を検索・更新でき、ユーザーに豊富な情報を提供できる。すでに提供されている「Shared contacts API」と組み合わせることで、グローバルアドレス帳の更新情報を保守可能となる。

 Gmailコンタクト機能では、これまでユーザーがやりとりしたことがある相手や、手作業でコンタクト情報を追加した人しか表示できなかったが、新たに企業全体のグローバルアドレス帳から検索可能となった。また、管理者がAPIを利用してグローバルアドレス帳に追加した情報は、全ユーザーのコンタクトに反映される。

 テンプレートでは、「Google Docs」向けテンプレートをドメイン内で共有可能になった。PremierおよびEducation Editionの顧客は、作成したロゴ付きのプレゼンデザイン、レターヘッド、請求書などのテンプレートを自社テンプレートギャラリー上で共有できる。このテンプレートは社外向けには表示されない。



(Infostand)

2009/7/6 08:42