ネットワールド、Windows 7/Server 2008 R2対応のインストーラ開発ツール新版


 株式会社ネットワールドは7月10日、Windows用インストーラ開発ツールの新版「InstallShield 2010」の日本語版/英語版を販売開始すると発表した。出荷開始は7月27日の予定。

 InstallShieldは、シンプルなインターフェイスでWindows向けのインストーラを開発できるソフトウェア。今回の新版では、開発環境とターゲットOSがWindows 7/Server 2008 R2に対応。開発者は両OSをインストール先として指定することが可能となり、機能およびコンポーネントに、これらのOSの条件を指定してビルドできる。また、IDE/IISツールの改良、Unicodeサポートなども行われており、新機能の追加と機能強化は計400項目にも及ぶという。

 仮想化関連でも、仮想マシンの存在を検出する機能が追加されたほか、オプション「仮想化パック(Virtualization Pack)」により、アプリケーション仮想化機能「Microsoft App-V」に対応した仮想化パッケージの作成をサポート。Windows Installer(MSI)をビルドする際に、同時にApp-V形式の仮想化パッケージとしてもビルドが可能になる。

 ラインアップには、上位モデル「Premier Edition」、スタンダードモデル「Professional Edition」、エントリーモデル「Express Edition」の3種類を用意した。日本語版の場合、ネットワールドのオンラインショップでの直販価格は、それぞれ75万6000円、38万100円、11万3400円。また仮想化パック同梱製品は、Premier Editionが132万3000円、Professional Editionが94万5000円。

 このほか、製品ライセンスにサブスクリプションとサポートがセットになったメンテナンスパックや、バージョンアップ向けのパッケージも用意されている。


(石井 一志)

2009/7/10 14:59