許可されたUSBデバイスのみを使用できるようにするソフト、暗号化オプションも提供


 株式会社ティエスエスリンク(TSS LINK)は7月13日、USBデバイスの不正利用を防止するためのソフト「セキュアポーター for USB Pro」を発表した。同日より販売を開始する。

 セキュアポーター for USB Proは、USBデバイスを一元管理し、その不正利用を防止するためのソフト。企業内のUSBデバイスすべてを一元的に管理し、個別にサーバー認証する仕組みを備えているため、エンドユーザーは、管理者が許可したUSBデバイスのみ使用できる。また、USBデバイスの利用履歴やファイルの操作履歴はログ記録されるので、万一の情報漏えい時にも、ファイルの追跡などに利用可能とのこと。さらに使用を許可したUSBデバイスについても、自動実行を強制的に無効化できるので、USBデバイス経由で感染するウイルスへの対策としても効果があるとした。

 加えて、オプションでファイル暗号機能も利用可能。USBデバイスにコピーされたファイルを強制的に暗号化し、パスワード認証後に、もとのファイル形式に関連付けられたアプリケーションで開かれることから、通常のファイルと同じ感覚で利用可能という。なお、USBデバイスは市販の一般的なものをそのまま利用できる。

 クライアント側の対応環境は、Windows Vista(32ビット版、64ビット版)/XP(32ビット版)。サーバー側は、CentOS 5.2、Ubuntu 8.04、Windows Server 2003 SP2に対応する。

 価格は、基本パッケージが52万5000円、PCごとに必要なクライアントライセンスが4200円/台、暗号化オプションが3150円/台。また、保守料金として製品価格の15%が必要となる。


(石井 一志)

2009/7/13 16:07