米Microsoft、「Office 2010」技術プレビュー版を発表

　米Microsoftは7月13日（米国時間）、「Microsoft Office 2010」および「Microsoft Visio 2010」の技術プレビュー版を公開した。Officeは5エディションで展開し、2010年前半に正式版をリリースする予定。またWeb版Officeについても詳細を明らかにした。

　Office 2010とVisio 2010に加え、「Microsoft SharePoint Server 2010」「Microsoft Project 2010」も技術プレビュー段階になった。Office 2010とVisio 2010は技術プレビュープログラムをスタートしたが、SharePoint Server 2010とProject 2010は限定的な技術プレビューとなる。

　Office 2010と関連製品は、Web版で、どこからでもアクセスできるのが特徴。さらにコラボレーション強化、PowerPointでのビデオ・写真編集やブロードキャスト機能をはじめとしたビジュアル強化などが行われている。

　Microsoftによると、Office 2010は2010年前半に発売し、これまでの8エディションから5エディションにする計画という。価格は公表していない。

　またWebブラウザ経由でWord、Excel、PowerPoint、OneNoteの各アプリケーションを利用できる「Microsoft Office Web」については、1）Windows Live経由、2）Officeボリュームライセンス向けのオンプレミスソリューション、3）サブスクリプションサービス「Microsoft Online Services」経由、の3つの方法でアクセスできるようにする計画という。技術プレビュー版はまだ提供されていない。Office Webは米Googleなどに対抗するものとなる。

　これらの発表は、米ニューオーリンズ州で開催中の「Worldwide Partner Conference 2009」で行った。参加者には、技術プレビュープログラムの招待状が配られた。