米Microsoft、クラウドプラットフォーム「Azure」の料金体系を発表


 米Microsoftは7月14日(米国時間)、クラウドプラットフォームサービス「Windows Azure」の料金体系を発表した。従量課金制で、低価格に設定し、導入しやすくしたという。11月に商用提供を開始する。開催中の「Worldwide Partner Conference 2009」で発表した。

 Azureは同社が昨年発表したクラウドプラットフォームで、クラウドOS、「Microsoft SQL Azure」のWebベースのリレーショナルデータベース、「.NET Services」との接続と相互運用性が含まれる。

 特徴は、サービス稼働時間、接続性、データ可用性などからサービスを保証するSLA(サービスレベル管理)とサポート。Microsoftが複雑性を管理することで、顧客やパートナー企業は事業に専念できるという。

 料金は、コンピューティング処理が1時間あたり0.12ドル、ストレージ利用が1GBあたり月間0.15ドル、ストレージトランザクションは1万回あたり0.01ドル。ネットワーク帯域はGBあたり下り0.1ドル、上り0.15ドル。

 SQL AzureはWeb Edition(リレーショナルデータベース最大1GB)が9.99ドル、Business Edition(同最大10GB)が99.99ドル。.NET Servicesは、メッセージオペレーション10万回あたり0.15ドル。

 Microsoftは、「Microsoft Partner Network」参加企業向けに5%の割引を提供するほか、開発加速プロモーションとして、アプリケーションを迅速に開発・実装したいパートナーや顧客企業向けに割引価格を提供する予定。



(Infostand)

2009/7/15 08:42