Mac用ATOK 2009が発売、「Snow Leopard」上の動作も問題なし
株式会社ジャストシステムは7月17日、日本語入力システムの新版を発売した。ラインアップは、スタンダード版「ATOK 2009 for Mac」、国語辞典や英英辞典などのコンテンツを搭載した「ATOK 2009 for Mac [プレミアム]」、Windowsと併用可能な「ATOK 2009 for Mac+Windows」の3種類。パッケージ版の価格はそれぞれ、9800円(税別)、1万3800円(同)、1万2800円(同)。
ATOK 2009 for Macは、変換エンジン「ATOKハイブリッドコア」の強化や、英語入力支援機能「ATOK 4E」の新搭載で、Macユーザーにさらに使いやすく進化した日本語入力システムの新版。9月8日からは、月額300円で利用できる定額制サービスも提供予定となっている。
新機能としては、ひらがな入力で英字入力してしまった際に、「かな/カナキー」を2度押すことでローマ字変換する機能や、アルファベットを入力するたびに推測候補モードで前方一致変換し、長い英単語も少ないキータッチで入力可能にする機能を搭載するなど、より軽快な文字入力が可能となった。
ジャストシステムでは、この発売に併せて、9月に発売予定の「Mac OS X v10.6 Snow Leopard(以下、Snow Leopard)」におけるATOK 2009 for Macの動作検証を実施。「現時点で特に問題は見つかっていない」とし、正式にSnow Leopardを動作保証すると発表した。ただし、「AI辞書トレーナー」「お気に入り文書編集ツール」「ATOK Syncツール for ATOK 2009 Mac」「ATOK操作ガイド」といったツールを動作させるためには、OS付属の「Rosetta」をインストールする必要があるとする。
こうしたSnow Leopard上でATOKを快適に利用するための情報は、「ジャストシステム製品のMac OS X対応状況ページ」にて今後も提供する方針。
2009/7/17 17:46