NEC、処理能力を強化したインターネットアプライアンスサーバー


 日本電気株式会社(NEC)は7月22日、インターネットアプライアンスサーバー「Express5800/InterSec」のラインアップに、処理性能や負荷分散、運用管理機能などを強化した8製品を新たに追加すると発表した。各製品とも、出荷は7月31日より開始される。

 Express5800/InterSecは、メール、プロキシ、ロードバランサー、ウイルス対策など、特定の用途に特化したアプライアンス製品群。今回は各製品のハードウェア性能を大幅に強化したことで、扱えるユーザー数を向上させた。例えば、メールサーバー「Express5800/MW500g」では、従来比2倍、2000ユーザー規模での運用を可能にした。また、プロキシ/Webフィルタリングサーバー「Express5800/CS300g」は従来比1.5倍の600ユーザー、「Express5800/CS500g」でも、従来比1.2倍の1200ユーザーをサポートできるようにしている。

 さらに、ソフトウェア機能の強化も図られた。具体的には、初期設定と管理機能を統合し、ネットワーク経由での設定に対応したほか、アクセスログの一括採取ツールの搭載、保守専用の管理アカウントを作成する機能追加、といった強化も実施する。

 個別の製品では、Express5800/CS300g、Express5800/CS500gにおいて、ログ領域のカスタマイズ機能を新たに提供。加えて、ロードバランサー「Express5800/LB300g」への負荷分散オプション提供、Express5800/MW500gなどでのライセンス体系の変更による導入費用削減も行われている。


(石井 一志)

2009/7/23 20:06