HDE、メールフィルタリング・アーカイブソフト新版-検索速度を最大3倍に向上


HDE Mail Filter 4

 株式会社HDEは7月27日、メールフィルタリング・メールアーカイブソフトの最新版「HDE Mail Filter 4」を発表した。7月31日より販売を開始する。あわせて他社製品からの乗換版ライセンスを新たに設定したことも発表した。

 HDE Mail Filterは、社内外で送受信されるメールの監査(フィルタリング)および保存(アーカイブ)を行うセキュリティ製品。高速処理エンジンを搭載したフィルタリング・アーカイブ機能を提供する「Enterprise Edition」、フィルタリング・アーカイブ機能を提供する「Professional Edition」、高速処理エンジンを搭載したアーカイブ専用の「EX-Archive Edition」、アーカイブ機能専用の「Archive Edition」の4つのエディションが用意されている。

 最新版では、各種機能を強化。外部送信時にルールにマッチしていないメールを上長が確認するといったポリシー運用時の負荷を軽減する機能として、BCC自動付加機能を用意。これにより、自動的に上長のメールアドレスがBCCに追加されるため、上長がメールを確認する負担を軽減できるとしている。また、検索メールのダウンロード機能を従来のeml形式に加えて、mbox形式を新たに用意。これにより、アーカイブされたメールの確認を複数のメールクライアントで容易に行えるようになっている。そのほか、VMware ESX/ESXiといった仮想環境への対応、検索速度を最大3倍まで向上させるなどの機能強化が行われている。

 対応OSは、Red Hat Enterprise Linux 5.3 Server for Intel x86、Red Hat Enterprise Linux ES/AS 4 for x86。価格は、Enterprise Edition(25ユーザー)が47万2500円から、Professional Edition(25ユーザー)が31万5000円から、EX-Archive Edition(25ユーザー)が26万4600円から、Archive Edition(25ユーザー)が22万500円から。

 あわせて発表された乗換版ライセンスは、同社が指定するメールフィルタリング製品もしくはメールアーカイブ製品を利用する企業を対象としたライセンス。製品価格の30%オフで提供する。



(福浦 一広)

2009/7/27 14:37