レッドハット、VMwareに対応したRHELのサブスクリプション


 レッドハット株式会社は7月28日、VMwareの仮想化環境に対応したRed Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)のサブスクリプション「Red Hat Enterprise Linux for VMware(以下、RHEL for VMware)」および、Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform(以下、RHEL AP)のサブスクリプション「Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform for VMware(以下、RHEL AP for VMware)」を発表した。同日より提供を開始する。

 RHEL for VMware・RHEL AP for VMwareは、1つのサブスクリプションでRHELを実行する仮想マシンの複数同時実行をサポートしたVMwareの仮想化環境向けのサブスクリプション。これまでは、実行する物理マシンのCPU数と仮想マシンの数に応じたサブスクリプションが必要であったが、今回のサブスクリプションを利用することで、RHEL for VMwareで50%以上、RHEL AP for VMwareで80%以上のコスト削減が可能になるのが最大の特長。

 RHEL for VMwareは、1つのサブスクリプションで4つの仮想マシンを同時実行できるサブスクリプション。2ソケットまでのサーバーで利用可能で、機能や仕様はRHELと同等となっている。価格は、スタンダードが1サーバーあたり年間17万8000円(税別)、プレミアムが1サーバーあたり年間28万8000円(税別)。

 RHEL AP for VMwareは、1つのサブスクリプションで10の仮想マシンを同時実行できるサブスクリプション。ソケット数に関係なくすべてのサーバーで利用可能で、機能や仕様はRHEL APと同等となっている。価格は、スタンダードが1サーバーあたり年間33万8000円(税別)、プレミアムが1サーバーあたり年間55万8000円(税別)。



(福浦 一広)

2009/7/28 11:43