パターンファイルが50％減となった小規模向け「Trend Micro Biz 6.0」

　トレンドマイクロ株式会社は8月3日、小規模企業向け総合セキュリティソフトの新版「Trend Micro ビジネスセキュリティ 6.0（以下、Biz 6.0）」を発表した。9月1日から出荷開始する。

　Bizは、セキュリティ専任担当者が不在の企業でも、手間をかけずに最新のインターネット上の脅威から情報資産を守れるように開発した総合セキュリティソフト。ウイルス・スパイウェア・フィッシング詐欺・迷惑メール対策などの機能を1つの製品で提供し、クライアントPCとサーバーの両方に導入できる。

　Biz 6.0では、トレンドマイクロが提供するクラウドサービスと連携してウイルスやスパイウェアを検索する「スマートスキャン」を搭載。パターンファイルの大半をクラウド上に移行する同機能により、クライアントPC側での頻繁なパターンファイル更新が不要となり、パターンファイルのサイズも約50％に削減できる。加えて、各クライアントPCの負荷が少ないときにウイルス検索を行う「スキャンパフォーマンスコントロール」を搭載したことで、軽快な使用感を実現した。

　また、新たにURLフィルタリング機能も搭載したことで、業務上必要のないWebサイトへのアクセスをブロックすることが可能になった。運用管理に関しても、管理画面をより分かりやすく改善したことで、クライアントPC/サーバーのウイルス感染状況や脆弱性の有無、ライセンスの有効期限切れなど、社内のセキュリティ状況を直感的に把握可能になったとしている。

　新版では、Windows 7 RCに対応済み。Windows 7にも対応を予定する。

　ライセンス版のライセンス1本あたりの価格は、5～24本までで6900円（税別）/年、25～49本までで6800円（同）/年など。パッケージ版の価格は、5ユーザー版が2万7500円（同）/年、10ユーザー版が5万5000円（同）/年など。