ネットマークス、多様なデータのサムネイル化で検索性を向上する製品


 株式会社ネットマークスは8月5日、ファイルデータの可視化システムを発表した。同日より販売開始する。

 同システムは、ドキュメントファイルやCAD、画像など各種アプリケーションで作成されたデータをサムネイル表示化するもの。「XCDF」と呼ばれる統一データ形式に変換し整理することで、無償の専用ビューアにて検索や表示を行えるようにする。

 多数の画像をサムネイルで一覧表示するため、視覚的な検索が可能。加えて、大容量の画像データやCADデータについては、通常の圧縮方法に比べて3~10倍の圧縮が可能なため、高速な表示も実現している。

 また、元データを作成したアプリケーションに依存せずに、専用ビューアから表示・印刷が可能なため、アプリケーションのインストールコストや起動時間を削減できる。

 全文検索エンジンやワークフローシステム、ドキュメント管理ツール、認証システムとの連携についても、ネットマークスがインテグレーションを行い、企業の既存環境に合わせた柔軟なシステム構築が可能という。同社では、製造や金融、流通、サービス業をはじめとするエンタープライズ、および文教市場向けに拡販し、初年度2億円の売り上げを見込む。

 同時アクセス50名の最小構成価格は、800万円(税別)から。ビューアは無償。



(川島 弘之)

2009/8/5 14:03