キヤノンソフトとソフトウェアAG、中堅向けの「小さく始めるBPM」


 キヤノンソフトウェア株式会社(以下、キヤノンソフト)とソフトウェア・エー・ジー株式会社(以下、ソフトウェアAG)は8月5日、日本の中堅企業向けに、「小さく始めるBPM」として独自にパッケージ化した「webMethods BPMSクイックパック(以下、BPMSクイックパック)」の提供を開始した。

 BPMSクイックパックは、ソフトウェアAGのビジネスプロセス統合プラットフォーム「webMethodsスイート」をベースに、キヤノンソフトが導入設定コンサルティングサービスを提供するもの。

 中堅企業では、さまざまなシステムが構築され、一連の業務を行うには異なるシステム間で情報参照・入力をしなければならず、二重入力などの非効率を発生させる要因となっている。BPMSクイックパックを利用すると、これら分断された業務プロセスの連携が実現。全社レベルの統合ワークフローを構築し、ボトルネックのリアルタイム検出、進ちょくの把握、業務プロセスの改善が可能になるという。

 具体的にはBPMS導入設定(1環境)、開発ツールの概要説明、パイロットプロセスの開発を実施。コンサルティング期間は2カ月で、週2回の訪問コンサルティングが提供される。価格は1200万円(税別、12月末日まで)。

 両社は、2009年内に50社以上への導入を目指して、共同でプロモーションを行う予定。


(川島 弘之)

2009/8/5 14:31