NRIと日本ベリサイン、OpenIDベースの高度認証サービスを12月にも提供


 株式会社野村総合研究所(以下、NRI)と日本ベリサイン株式会社は8月6日、個人向けの高度認証サービス提供の検討を開始すると発表した。NRIの「DI基盤クラウドサービス」の1メニューとして提供する予定。

 両社が高度認証サービスの基盤として用いるのは、ID管理技術のOpenID。このサービスでは、OpenIDをベースとして、通常のID/パスワード認証にワンタイムパスワード(OTP)認証やリスクベース認証などを併用した、信頼性の高いID情報連携を実現するという。

 具体的には、ブラウザ(携帯電話)もしくはメール(スマートフォン)を用いたOTP認証、モバイルサイト向けの携帯ID認証、リスクベース認証などを、Webサイトの要件に応じて組み合わせ、クラウドサービスとして提供する予定。

 今後NRIでは、OpenIDと高度認証のノウハウをベースとしたID認証連携ソリューション「Uni-ID」、携帯電話型OTP認証ソリューション「SecuSURF」などの提供とクラウドサイト運用を行うほか、日本ベリサインは、リスクベース認証「ベリサイン アイデンティティプロテクションオンライン詐欺検出サービス」と証明書発行サービスを提供する。両社では、12月をめどにサービス提供を開始したいとしている。


(石井 一志)

2009/8/7 18:03