ソリトン、容易な導入・運用が可能なWAFアプライアンス-国産エンジンを採用


 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は8月10日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)アプライアンス「Net'AttestWAF」を発表した。9月1日の出荷開始を予定する。価格は320万円(税別)。

 Net'AttestWAFは、Webアプリケーションを攻撃から保護するために用いるWAFアプライアンス。シグネチャベースでWebサーバーへの攻撃を検知・ブロックできるほか、パラメータ検査、セッション管理、クローキング、Cookie暗号化など、シグネチャを補完する検査機能を備え、さまざまな攻撃に対処可能という。また自動で更新されるシグネチャは、セキュリティ分野で定評のあるラックが調整を手掛けることも特徴。利用前に複雑な設定が必要だったこれまでのWAFと異なり、数ステップの設定で完了する容易な導入性も備えている。

 ハードウェアは、ミッションクリティカルなシステム環境での運用に耐えられるように、HDDを持たない堅牢な構成になっており、製品単体での耐障害性を確保。ハードウェアに障害が発生した場合でも、Webサービスを止めずに通信を継続できるバイパス機能も備えた。なお、WAFエンジンには国産のSiteGuardを採用し、スループットも100Mbps以上を確保している。

 価格は、1年間のハードウェア保守とシグネチャ更新料金を含め、320万円(税別)。ソリトンでは、直販に加えてラックなどの代理店を経由して拡販を図る考えで、初年度に2億円の販売を見込む。


(石井 一志)

2009/8/10 15:36