日立ソフト、属性情報でコンテンツを仮想的に管理する「MEANS」


 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は8月11日、コンテンツ運用支援ソリューション「MEANS」を発表した。証憑(しょうひょう)書類等の電子管理を支援する「MEANS紙文書電子化ソリューション」、ファイルサーバーの不要ファイルを廃棄し運用活性化を支援する「MEANSファイルサーバスリム化ソリューション」を同日より販売を開始する。

 MEANSは、Metadata Extraction And Navigation Systemの略称で、コンテンツ運用基盤ソフトウェア「MEANS/Base」をコアとしたソリューションの総称。MEANS/Baseは、ファイルサーバーを監視して、電子文書(コンテンツ)から、タイトル・日付・顧客名・管理番号といった情報のほか、ファイルシステムのプロパティ情報などの属性を自動抽出し、インデックスとして管理する製品。この属性情報を用いることで、コンテンツが実際に格納されているファイルサーバーやフォルダに依存することなく仮想的に一元管理できるのが特長。また、仮想表示結果から、移動やコピー、削除といったコンテンツの物理操作も可能。

 今回発表された「MEANS紙文書電子化ソリューション」は、企業内の紙文書を複合機でイメージデータ化しファイルサーバーに格納するだけで、ファイルを自動的に整理し、共有・活用を促進するソリューション。価格は、1サーバーライセンス(500ユーザー、100万文書対応)が315万円から。

 「MEANSファイルサーバスリム化ソリューション」は、企業内のファイルサーバーから、不要ファイル候補を自動検索してダッシュボード表示したり、 コンテンツを共有・活用するなかで不要ファイル候補を逐次通知して削除を促すことで、ファイルサーバーの使用容量の節約と運用活性化を支援するソリューション。価格は、1サーバーライセンス(500ユーザー、100万文書対応)が315万円から。



(福浦 一広)

2009/8/11 16:30