日本IBM、コミュニティ内での共同作業を支援するコラボレーションソフト新版


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月19日、企業向けソーシャルネットワークサービス(SNS)製品の新版「IBM Lotus Connections 2.5」を発表した。

 Lotus Connectionsは、コミュニティ内の共同作業を促進するSNSソフトウェア。コミュニケーションやコラボレーションを支援する各種機能がコンポーネント化されているほか、一般的なSNSソフトウェアと異なり、ビジネスでの利用を目的に開発されている点が特徴という。

 新版では、特定の話題に興味を持つ人が集まる場を提供する「コミュニティ」で、従来可能だった意見交換に加えて、「アクティビティ」機能を搭載。コミュニティから生まれたアイデアを実行するにあたって、役割分担や実施記録、進ちょくなどの管理をアクセス制御を含めて実施できるため、コミュニティ内のコラボレーション作業が、より活発に行えるようになった。

 また、バージョン管理やアクセス制御機能も含めた「ファイル共有」、誰でもWeb上でコンテンツの編集と共有を行える「Wiki」の両コンポーネントを追加。さらに、ホームページで重要情報の表示方法をカスタマイズができる機能、個人のWebブラウザのブックマーク情報をインポートできる機能も新たに搭載している。

 価格は、社内ユーザー向けが1万6600円(税別)/許可ユーザー、社外ユーザー向けが100PVU(Processor Value Unit)の場合で676万4000円(税別)。


(石井 一志)

2009/8/19 12:03