ソニー、720pの動画配信に対応した旋回型ネットワークカメラ2製品


 ソニー株式会社は8月19日、HD撮影に対応した旋回型ネットワークカメラ「SNC-RH124」「SNC-RH164」を発表した。価格はそれぞれ50万4000円、63万円で、10月1日より順次発売される。

SNC-RH124SNC-RH164

 SNC-RH124/RH164は、200万画素、1/3型COMSイメージセンサーを搭載し、最大720p/30fpsのHD解像度(H.264/MPEG-4)での撮影に対応したネットワークカメラ。単に撮影するのみならず、専用のネットワークカメラレコーダーとあわせて使用すれば、ネットワーク経由で複数のカメラの操作や記録を行うことができる。

 また、さまざまな場面での撮影に対応するため、低照度時のノイズを除去する「動き適応型ノイズリダクション」機能、画素ごとにコントラストを補正し、明暗の大きい環境下でも鮮明な映像を実現する「明暗部コントラスト補正機能」を搭載。10倍ズーム、360度エンドレス旋回と210度のチルトにも対応するので、従来機種に比べてネットワーク経由で操作できる範囲が広がっており、広範囲の撮影をサポートしている。

 さらに、設置されたカメラにスプレーや布などがかけられ映像が変化したことをカメラ自身が検知する機能、単に動体を検知するのみならず、より高度なアラーム検知に対応した「DEPA Advanced」にも対応した。この機能を利用すると、画面上に設定したライン上を、人や車が、右から左に通過した場合にアラームを通知する、といった高度なアラーム検知が可能になるとのこと。ネットワークカメラレコーダーと連携すれば、アラームをトリガーに記録を開始するといった処理を行える。

 なお、SNC-RH164は屋外での利用を想定したハウジング一体型となっており、ハウジング取り付けの手間を省略可能。また、屋外のさまざまな環境に対応できるように、サンシェード、ファン、ヒーターを装備している。

 インターフェイスは100BASE-TX/10BASE-Tに加え、オプションで無線LANにも対応可能。




(石井 一志)

2009/8/19 15:37