日立情報、PKI製品「SHIELD/SSCom」でスマートフォンのVPNに対応


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は8月20日、PKI(公開鍵暗号基盤)パッケージ「SHIELD/SSCom(シールド/エスエスコム)」に、スマートフォンから社内システムにリモートアクセスできる機能を追加した。

 SHIELD/SSComは、デジタル証明書による本人認証機能やVPN機能により、リモートアクセスや職員認証など、業務システムのセキュリティ基盤を提供する自社開発パッケージ。最低10ユーザーから導入可能なため、在宅勤務やパンデミック対策におけるリモートアクセス環境を低コストで導入できるという。ユーザー属性に基づいたアクセス制限も可能。同社の他ソリューションと組み合わせも可能で、指静脈認証や、企業のライセンス管理状況に基づくアクセスPCの管理など、さまざまな付加機能が利用できる。

 今回、スマートフォンから社内システムへのリモートアクセスを実現する機能を開発し、SHIELD/SSComの標準メニューとして追加した。これにより、外出先からスマートフォンを利用して、ワークフローなどの承認やメールの確認などが行える。在宅勤務時はPCを、ノートPCを持ち歩けない場所ではスマートフォンを使うなど、利用者の用途に応じた柔軟な導入も可能という。

 対応するスマートフォンのOSは、Windows Mobile 6.0 Classic/Professional。

 価格は10ユーザーで20万5800円、25ユーザーで51万4500円、50ユーザーで102万9000円。ハード・導入費用は別途個別見積もりとなる。


(川島 弘之)

2009/8/20 15:52