米ベンチャーのWanova、オフライン対応デスクトップ仮想化技術を発表


 ベンチャー企業の米Wanovaは8月19日(米国時間)、デスクトップ仮想化ソリューション「Distributed Desktop Virtualization(DDV)」を発表した。モバイルへの対応が特徴で、ローカルでワークロードを実行することでオフラインでも利用できる。

 DDVは、デスクトップコンテンツ全体を中央化して管理や保護を行いながら、エンドユーザー側で実行できるデスクトップワークロードを配信する。IT管理者、ネットワーク効率、モバイルで利用したいエンドユーザーの3つの点でメリットがあるという。

 データセンター側の「Centralized Virtual Desktop(CVD)」によってデスクトップイメージを管理。端末側では「DeskCache」でローカルのデスクトップインスタンスを実行。両者の間で、「Distributed Desktop Optimization(DDO)」がリアルタイムのやりとりを実現する。

 DDVは現在、早期顧客向けにフィールドテスト中。Wanovaは同日、シリーズAラウンドで1300万ドルの資金を調達するとともに、企業として正式に活動を開始することも発表した。



(Infostand)

2009/8/21 09:00