NTTデータ、すべてのカード決済システムでPCIDSS認定取得


 株式会社NTTデータは8月25日、同社のカード決済総合ネットワークシステム「CAFIS(Credit And Finance Information System)」を中心としたカード決済システムすべてにおいて、PCIDSSの認定を取得したと発表した。審査を行ったのはBSIジャパン。

 CAFISは、クレジットカード会社・金融機関・加盟店などの相互間で、与信照会や売り上げなどのクレジット情報や、デビッドサービス、コンビニCDサービスなどにおける資金移動情報のオンライントランザクションを中継するサービス。

 同社は2006年3月より、このCAFISにおいて、PCIDSSへの取り組みを開始。2008年2月に認定を受けたのち、CAFIS以外のシステムについても順次審査を続け、2008年7月にクレジットデータ伝送サービス「CDS(Credit Data Transfer System)」、2008年11月にネット決済サービス「BlueGate」、2009年6月に多機能決済サービス「INFOX(Integrated Terminal For Card Transaction Exchange)」、小売業者向けカード決済ソリューション「PastelPort」で認定を取得した。これで、同社のカード決済システムすべてがPCIDSSに準拠したことになる。

 今後は、年次の更新審査を継続して受診し、より高信頼、高セキュリティのサービス提供を目指す方針。




(川島 弘之)

2009/8/25 15:54