日本IBM、8Gbps FCに対応したミッドレンジストレージ
IBM System Storage DS5020 Express |
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月26日、ミッドレンジのラック型ストレージ「IBM System Storage DS5020 Express」(以下、DS5020)を発表した。FC(ファイバチャネル)やiSCSIなど、複数のインターフェイスを同時に活用でき、高速な8Gbps FCにも対応できるため、高いデータ転送処理能力が要求される仮想化サーバーに最適という。最小構成価格は430万3300円(税別)からで、9月4日の出荷開始を予定する。
DS5020は、「DS4700」の後継として提供されるミッドレンジストレージ。最新の8Gbps FCに対応するほか、制御装置の内部バス改良によってHDDへのアクセス速度が向上し、サーバーからのデータ転送命令に対する応答時間を改善したという。インターフェイスは8Gbps FCに加えて4Gbps/2Gbps/1Gbps FCとiSCSIを同時に利用でき、多彩な接続性を提供可能。多様な業務アプリケーションの要求にも応えられるとしている。
また、暗号化エンジンを搭載する自己暗号化機能付きHDDもサポートしているため、装置全体の処理スピードを低下させることなく暗号化を実現可能。HDDについては、自己暗号化機能付きHDD以外に、SATA、FCなど異なるインターフェイスのHDDを最大16個混在できる。
2009/8/26 16:06