ミラクル・リナックス、OSSベース統合監視ソフトをVMwareに対応させるオプション


 ミラクル・リナックス株式会社は8月27日、オープンソースベースの統合監視ソフト「ZABBIX」のテンプレート「VMware監視テンプレート」を発表した。9月1日より販売を開始する。

 ZABBIXは、ラトビアZABBIX SIAが開発した、サーバー、ネットワーク、アプリケーションを監視する統合監視ツール。Apache/Tomcat/Oracleなどのアプリケーションをはじめ、UNIX/Linux/BSD/Windows/Mac OS X/NetWareといったサーバー、ネットワークの監視などを幅広く行うことができる。

 新たに提供されるVMware監視テンプレートは、VMware ESX 3.5/4.0を監視対象とするもので、ホストOSのリソース使用状況を監視したりグラフ化したりする機能を備えている。また、ゲストOSのリソース使用状況やステータスを確認できるほか、VMware Toolsの状態、電源の状態を監視する機能についても搭載している。

 ミラクル・リナックスでは、VMware監視テンプレートをZABBIXに追加することで、VMware以外の通常のサーバー、ネットワーク機器などとあわせ、安価かつ容易に仮想環境を含めたシステム全体を、一元的に管理できるようになるとしている。

 VMware監視テンプレートの価格は10万円(税別)/ZABBIXサーバー、年間サポートは1万5000円(同)。ZABBIXサーバーとZABBIXエージェントの価格は無償だが、ミラクル・リナックスのサポートを受ける場合は、ZABBIXサーバー1台、監視対象20台までを含むZABBIXサポート基本パックが30万円(税別)/年。




(石井 一志)

2009/8/27 16:28