Nokia、Linuxベースのモバイルデバイス「N900」を発表


 フィンランドのNokiaは8月27日(現地時間)、最新のモバイルデバイス「Nokia N900」を発表した。Linuxベースのモバイル向け最新OS「Maemo 5」を採用し、通信機能でHSPA/3Gと無線LANの両方をサポートする。10月に一部市場で提供を開始、予想価格は500ユーロ(約6万7000円)。

 N900は、Nokiaが2005年から展開しているインターネットタブレットの後継製品。HSPA/3G通信と通話をサポートして機能面を一新、スマートフォンと同等へと進化している。PC級の性能を持ち、PCのようなマルチタスクで動作。携帯サイズの端末でPCエクスペリエンスを楽しめるという。

 プロセッサはARM Cortex-A8を搭載、メインメモリーは256MBで仮想メモリーによってアプリケーションメモリーを1GBまで利用可能。ストレージは32GB(microSDで48GBまで拡張可能)。「OpenGL ES 2.0」グラフィック技術をサポートする。

 サイズは110.9×59.8×18mm、重さは181g。スライドするとQWERTYキーボードが現れる。5メガピクセルカメラを搭載し、ディスプレイはタッチ式WVGA(800×480)液晶を採用した。Nokiaは、今週初め、Windowsベースのネットブックを発表している。



(Infostand)

2009/8/28 08:50