住電情報、Notesとの連携を強化した企業向け検索ソフト新版


 住友電工情報システム株式会社(以下、住電情報)は8月31日、エンタープライズサーチソフトの新版「QuickSolution Ver.7.1」を発表した。Lotus Notesとの連携機能を強化しているのが特徴という。販売は同日より開始する。

 QuickSolutionは、企業向けの検索環境を構築するエンタープライズサーチソフト。1台のPCサーバーで1TB、1億件のデータを検索できるほか、分散検索環境の構築でそれ以上の規模にも対応可能なスケーラビリティを持つ。また、1000万件のデータを0.1秒で検索できる高速性や、動的生成Webコンテンツを含め、多彩なデータ形式に対応可能な柔軟性を備えている。

 新版では、Lotus Notesと連携して検索する際に、Notesクライアント方式で接続できるようになった。従来のHTTPアクセス方式と比べて、インデックス更新時間が短縮されることに加え、Lotus Notes/Dominoサーバー側での設定作業が省力化できるという。さらに、Lotus Notes連携ではLotus Notes/Domino R8.5をサポートした。

 このほか、認証サーバーでの実行ユーザー設定を管理ツールから設定できる機能を追加。クライアントの動作環境としては、最新のマイクロソフト製WebブラウザであるInternet Explorer 8をサポートしている。

 価格は80万円から。住電情報では、年間6億円の売り上げを見込んでいる。


(石井 一志)

2009/8/31 11:46