米VMware、仮想化管理スイート「vCenter Product Family」を発表
米VMwareは8月31日(米国時間)、仮想化管理のための包括的なソリューションセット「VMware vCenter Product Family」を発表した。ポリシーをシステム全体に適用し、サービス主導のデータセンターを実現するという。
同社の仮想化ソフトウェア「vSphere 4」をベースに管理機能を集めたスイート。ポリシーの適用で自動化と効率化を進め、サービスレベルを設定。仮想化管理を簡素化し、ITサービスを動的に配信できるという。
同スイートを構成するのは、「VMware vCenter AppSpeed」「VMware vCenter CapacityIQ」「VMware vCenter ConfigControl」「VMware vCenter Site Recovery Manager」のインフラ管理製品、それに「VMware vCenter Lifecycle Manager」「VMware vCenter Chargeback」「VMware vCenter Lab Manager」のサービス配信管理製品。
AppSpeedはアプリケーションのパフォーマンスを管理するソフトウェアで、仮想化と物理の両方の要素を可視化する。CapacityIQは、仮想マシンのキャパシティを自動調節し、ConfigControlは仮想環境での設定を追跡できる。サービス管理の3製品は、仮想マシンのライフサイクル管理、仮想インフラ利用コスト管理などを提供する。さらに既存の管理フレームワークを統合して、サービスレベルを管理できるという。
製品別に提供し、CapacityIQは第4四半期、ConfigControlは2010年に提供を開始。その他の製品はすでに一般提供を開始した。課金はプロセッサ単位。
2009/9/1 08:20