日立システム、アプリ識別型ファイアウォールのSMB向けモデルを提供
株式会社日立システムアンドサービス(以下、日立システム)は9月1日、次世代ファイアウォール製品「Palo Alto Networks PAシリーズ」のSMB・ブランチオフィス向け「PA-500」を販売開始した。同社のネットワークセキュリティソリューション「Prowise.Security」のラインアップに加え、SMB市場のセキュリティ強化を図る。
PAシリーズは、米Palo Alto Networksが開発した次世代ファイアウォール。ポート番号による制御ではなく、ネットワーク上で利用される約870種類のアプリを識別した制御を行うのが特徴。例えば「Winny」「Skype」「YouTube」「ニコニコ動画」などを識別した上で、ユーザーや部門単位で利用を制御できる。
日立システムでは2008年9月からPAシリーズを販売してきた。今回のPA-500は、これまでと同様のOS・ハードウェア・機能構成を踏襲しながら、ポート数や筐体サイズを縮小し、SMB市場向けに価格を抑えたモデルとなる。
本体価格は、98万2800円。オプションの価格は、アンチウイルス・スパイウェア、IPSなどのUTM機能を提供する「Threat Preventionライセンス」と、URLフィルタリングを実現する「URL Filteringライセンス」がともに19万5615円から、PAシリーズの集中管理を実現する「Panoramaライセンス」が217万3500円(25台の場合)から。
日立システムでは、製造業、官公庁、金融業などを中心とした幅広い業種に訴求。他PAシリーズやシステム開発・保守費を含め、今後3年間で20億円の販売をめざす。
2009/9/2 15:45