2009年の新サーバーの半数以上が仮想化ホスト、ハード支出は減少-米TheInfoPro調査


 IT専門調査会社の米TheInfoProは9月1日(米国時間)、2009年に新たにインストールされるサーバーの半数以上が仮想化のホストをしているというサーバー動向報告(速報)を発表した。仮想化の利用が進む一方で、ハードウェア支出は先送りとなっているという。

 仮想化をホストするサーバーの比率はさらに増加し、2012年までには80%になる見込みという。また2009年のサーバー投資では、「増加」が22%なのに対し、「減少」が34%だった。

 回答者の多くが、既存物理サーバーの有効活用のために仮想化とサーバー統合は重要であるとみており、中でも仮想化は、70%が「重要」と回答した。

 一方で、ハードウェアへの支出は、「景気が安定してから購入する」との回答が過半数となるなど先送りになっていることがわかった。

 ソフトウェアで人気のベンダーは、VMware、Red Hat、Microsoft。「2009年に投資を増やすベンダー」の比率はそれぞれ、41%、30%、22%だった。ハードウェアでは、Hewlett-Packardが将来の選択肢として多く挙がった。

 欧米の大企業から中小企業のIT担当者195人に、6月~8月に聞いた。正式な報告書は10月に発表する。


(Infostand)

2009/9/4 09:13