CSEが「SECUREMATRIX」新ライセンス、ユーザー数の一時的拡大に対応


 株式会社シー・エス・イーは9月3日、本人認証・ワンタイムパスワード(OTP)製品「SECUREMATRIX」の新ライセンス「SECUREMATRIX パンデミックライセンス」を発売した。

 SECUREMATRIXは、人が頭の中に想い描くイメージとOTPを融合した認証方式「マトリクス認証」を行う製品。64個の数字がランダムに配列を変えるマトリクス表から、好きな位置と選ぶ順番を決めて「自分のパスワードイメージ」を作成。利用の際に、好きな位置に表示された数字を順番通りに抜き出してOTPとする。

 8月27日に発表された新版「SECUREMATRIX Version 3.3.0」では、管理・監査機能におけるログ表示機能の強化、マトリクス認証をAdobe Flash Playerにて実行できる「Flash対応」なども図られている。

 SECUREMATRIX パンデミックライセンスは、一時的にSECUREMATRIXユーザー数を増やせる緊急対応ライセンス。同ライセンスをSECUREMATRIXに登録することで、通常のユーザー数に緊急ユーザー数を一定期間(3カ月か6カ月)追加して利用できる。これにより、パンデミック時に自宅からのリモートアクセスユーザーが急増しても、コストを抑えて対応することが可能という。

 同ライセンスを購入できるのは、SECUREMATRIXの既存ユーザーでライセンスが有効な顧客、あるいは新規SECUREMATRIXライセンスを購入する際に同時購入する顧客。3カ月パックと6カ月パックが用意され、最低500IDから購入できる。

 SECUREMATRIX パンデミックライセンスの価格は、501~750ユーザーの場合、3カ月パックが73万円(同)、6カ月パックが131万4000円(同)など。なお、通常ライセンスを501~750ユーザー分購入する場合は438万円(同)となる。


(川島 弘之)

2009/9/4 17:05