2009年Q2世界サーバー売上高は3割の大幅減-米Gartner調査


 米Gartnerは9月2日(米国時間)、2009年第2四半期(4月-6月期)の世界サーバー売上高が前年同期比29.4%減の96億8968万ドルだったと発表した。出荷台数は同28%減の168万5806台で、ともに前年同期を大きく下回った。

 全セグメントで減少し、好調に推移してきたx86も売上高が同27.4%減、出荷台数が同25.7%減となったほか、RISC/Itaniumベースではそれぞれ同31.4%減、同40.6%減と下げ幅を広げた。2008年後半からの予算縮小の影響が続いているという。地域別では、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地区の減少幅が最も大きかった。

 売上高のベンダー別シェアは、米IBM(シェア32.5%)、米Hewlett-Packard(28.9%)、米Dell(13.3%)、米Sun Microsystems(10.8%)、富士通/Fujitsu Siemens(3.3%)の順。SunはDellに抜かれて4位になった。

 出荷台数ベースのシェアは、HP(31%)、Dell(23.9%)、IBM(13.4%)、Sun(3.8%)、富士通/Fujitsu Siemens(2.9%)の順。HP、IBM、富士通はシェアを伸ばし、DellとSunは下げた。

 米IDCが同時に発表した調査結果でも、同四半期の世界サーバー売上高は30.1%減の98億1400万ドルで1996年の調査開始以来最低。出荷台数は30.4%減だった。


(Infostand)

2009/9/8 09:36