日立情報、SaaS型のWebアプリケーションファイアウォールサービスを提供


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)は9月8日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)機能をSaaS形式で提供するサービスを発表した。同日より提供開始する。

 WAFは、一般的なファイアウォールでは防御できない、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃をリアルタイムに検知・遮断する機能。従来はアプライアンスやソフトウェアの形態で提供されることが多かったが、日立情報は今回、SaaS型セキュリティサービス「SHIELDeXpressセキュリティオンデマンド」の新メニューとして、WAFサービスを追加した。

 このサービスでは、攻撃と判定されたアクセスがWebサイトに到達する前にブロックすることが可能で、97%以上の検知率を実現しているという。防御可能な攻撃は、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング、OSコマンドインジェクション、バッファオーバーフローなど。SaaS型のため、ユーザーは初期投資を抑えて容易に導入でき、「SHIELDセキュリティセンタ」による24時間365日の運用監視も行われるので、煩雑な運用管理も不要とのこと。なお、同センターとユーザーのWebサイトの接続方法は、インターネット、専用線、インターネットVPNなど複数の種類から、ニーズにあわせて選択できる。

 価格は、初期費用が15万7500円、月額費用が9万9750円から。


(石井 一志)

2009/9/8 13:48