米Adobe、コンテンツ保護サーバー次期版「Flash Access 2.0」を発表


 米Adobe Systemsは9月10日(米国時間)、コンテンツ保護サーバーの最新版「Adobe Flash Access 2.0」(旧Flash Media Rights Management Server)を発表した。ハードディスクドライブにダウンロードしたファイルにも対応する。2010年前半に提供を開始する。

 Flash Acessは業界標準の暗号技術を利用したコンテンツ保護ソリューションで、次期「Adobe Flash Player」ソフトウェア上でコンテンツを安全に再生する。「Adobe Flash Platform」の主要コンポーネントとなる。

 最新版では、MPEG4(H.264)とFLM形式のコンテンツに対応。SDKとして提供することでインターネット規模の実装を可能とし、既存ソフトウェアやサービスに容易に統合できるという。

 ダウンロード、ストリーミング、ユーザーのハードドライブ上にダウンロードされたコンテンツと、ライフサイクルを通じて保護する。Webブラウザ外で動く「Adobe AIR」ベースのRIA環境でも再生が可能。コンテンツの出力にも保護を拡大し、コンテンツプロバイダはデジタル/アナログのアウトプットに関する保護要件も特定でき、許可されていない録音などから保護できるという。



(Infostand)

2009/9/11 09:00