米Microsoft、Windows 7対応の「MDOP 2009 R2」を10月リリース


 米Microsoftは9月14日(米国時間)、企業向けデスクトップ導入・管理支援ソフトウェアの新版「Microsoft Desktop Optimization Pack for Software Assurance(MDOP)2009 R2」を10月後半にリリースすると公式ブログで発表した。Windows 7対応を強化する。

 MDOPは同社のボリュームライセンスに加入しているユーザー向けのソフト。最新版では、仮想デスクトップ管理「Microsoft Enterprise Desktop Virtualization(MED-V)」以外の全コンポーネントをWindows 7に対応させ、Windows 7への移行を促進する。MED-Vの対応は、2010年第1四半期に予定されている「MED-V 1.0 SP1」で行う予定。

 MDOP 2009 R2は、中央のサーバーでアプリケーションを仮想化して配信できるアプリケーション仮想化技術「Application Virtualization(App-V)」を強化。複数のWindows 7との統合機能を付加した。この中には、安全にアプリケーションを配信する「BitLocker ToGo」、仮想アプリケーションのポリシー順守を強化する「AppLocker」統合などがある。これによって、移行や実装に要するコストと作業を簡素化し、ユーザーの生産性を維持できるという。

 このほか、グループポリシー管理の「Advanced Group Policy Management(AGPM)4.0」では、ロールベースの管理などによって「Windows 7 Group Policies」の制御を強化した。診断機能の「Diagnostics and Recovery Toolset(DaRT)6.5」、デスクトップモニタリング「Desktop Error Monitoring(DEM)3.5」などのコンポーネントでも、Windows 7への対応が加わる。



(Infostand)

2009/9/15 09:00