東京エレクトロンデバイス、NAS向けデータ圧縮製品のエントリーモデル


 東京エレクトロンデバイス株式会社は9月15日、NAS製品向けのデータ圧縮アプライアンス「STNシリーズ」において、エントリーモデル「STN-2100i」を同日より販売開始すると発表した。価格は498万5000円から。

 STNシリーズは、米Storwizeが開発したNAS製品向けのデータ圧縮アプライアンス。NASに格納されるデータをリアルタイムに圧縮する機能を備えるほか、ユーザー、アプリケーション、データベース、ストレージ、ネットワークといった既存環境には影響を与えず、透過的に導入できる特徴を持つ。

 今回発表されたSTN-2100iは、ポート数(4ポート)とメモリ容量(8GB)を、これまでの最小構成の半分に抑えたエントリーモデル。以前から提供されている中堅・大企業向けの「STN-6000pシリーズ」に加えて、エントリーモデルをラインアップすることにより、中小規模の企業でも、データ圧縮によるコスト削減効果の恩恵を得られるという。価格は、2台のクラスタ構成で498万5000円から。

 なお今回は同時に、STN-6000pシリーズにも10Gigabit Ethernetに対応した最上位モデル「STN-6810i」が追加されている。


(石井 一志)

2009/9/15 18:42