KGT、企業向けIMを搭載したメールサーバー「IMail Server」新版


 株式会社ケイ・ジー・ティー(KGT)は9月16日、メールサーバーの新版「IMail Server V11.0」を販売すると発表した。同日より受注を、9月28日より出荷を開始する。

 IMail Serverは、米Ipswitch製のメールサーバーソフト。SMTP/POP3/APOP/IMAP4をサポートし、Webメール機能を標準搭載する。メール中継制御、悪質メール送信者からの受信拒否、送受信メールのサイズ制限、メールサイズやメール数による受信制限などのセキュリティ機能のほか、RPD(Recurrent Pattern Detection)と呼ばれる米Commtouchの技術を使用したアンチスパム機能(上位版のみ)、米Symantecの技術を用いたアンチウイルス機能(オプション)を備える。

 新版では、インスタントメッセージ機能「Ipswitch Instant Messaging(IIM)」を標準搭載した。企業向けのIMとして、管理者によるユーザー登録、会話の記録、連絡先リストの共有、暗号化された通信などの管理・セキュリティ面の機能を備える。

 このほか、管理画面をWeb管理画面とコンソール管理画面の2種類に拡充。また、外部のメールサーバーと通信する際のSMTP通信を暗号化する「Outbound SSL Connection Settings」、IPアドレスをチェックし、スパムの送信元として登録されたアドレスからの接続を拒否する「IP reputation機能」が追加された。

 価格は、通常版のIMail Server V11.0が9万4500円(25ユーザー)、19万6350円(250ユーザー)、38万1150円(無制限)など。IMail Premium V11.0が17万5350円(25ユーザー)、39万6900円(250ユーザー)、67万6200円(無制限)など。


(川島 弘之)

2009/9/16 12:37