コンサルから通信カード・端末をパックにしたパンデミック対策ソリューション


 株式会社レスキューナウ、株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)の3社は9月17日、シンクライアントを軸にした新型インフルエンザ対策で協業すると発表した。今回の協業によりパンデミック対策ソリューションを10月1日より提供する。

 今回提供されるパンデミック対策ソリューションは、感染段階に応じた適切な対策を策定する「リスクコンサルティング」、在宅勤務に対応する「通信・ネットワークサービス」、自席と同一のPC環境を自宅や外出先で利用できるセキュアな「IT機器」、の3つをパッケージ化したもの。

 リスクコンサルティングでは、レスキューナウの「新型インフルエンザA(H1N1)対策 BCP(事業継続計画)オペレーションパック」を用意。実際に感染が発生した後の対応計画実行を中心に、社内マニュアルの作成支援、社内説明会の開催、関連情報などが提供される。通信・ネットワークサービスでは、IIJの定額制の高速データ通信「IIJモバイル」と、自宅から社内PC環境への安全な接続が行えるリモートアクセスサービス「IIJセキュアリモートアクセス」を用意。IT機器では、日本HPのモバイルシンクライアント「HP Compaq 2533t Mobile Thin Client」を用意する。

 構成内容は、HP Compaq 2533t Mobile Thin Client×5、シンクライアント初期設定サービス×5、IIJモバイル:Type-E 定額プランL(2年契約)×5、IIJセキュアリモートアクセス(50アカウントまで)、新型インフルエンザA(H1N1)対策 BCP策定支援、災害レポートサービス。

 2010年3月末までキャンペーンを実施しており、価格は初期費用99万8000円(税別)、月額費用12万5800円(税別)。

 このほか、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社のデスクトップ仮想化ソフト「Citrix XenDesktop」をバンドルした日本HPの「HP ProLiantサーバー Ganeration 6」を加えたオプションも用意。これを利用することで、パンデミック対策だけでなく通常時も効果的なPC運用が可能になるとしている。キャンペーン価格は、初期費用330万円(税別)から。



(福浦 一広)

2009/9/17 12:21