大塚商会とサイオス、UNIXシステムからの移行支援サービス-OSSを活用


 株式会社大塚商会とサイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)は9月17日、UNIXからLinuxへのシステム移行を支援する「サーバー移行包括支援サービス」を発表した。

 サーバー移行包括支援サービスは、商用ソフトウェアと、Linux OSを代表とするオープンソースソフトウェア(OSS)を活用し、UNIXシステムからx86サーバーへの移行を支援するサービス。大塚商会が特定のベンダーに依存しない、顧客に最適なハードウェアと各種商用ソフトウェアを提供するほか、サイオスはOSSに関する技術とノウハウを提供し、OSSと商用ソフトウェアを組み合わせた、最適なシステムの移行と運用、保守を支援する。

 具体的には、基本構想からシステム提案、移行スケジュールなどのコンサルティングサービス、データ移行の検証やアプリケーション開発といったシステム開発、導入と構築、ソフトウェア/ハードウェアの保守とシステム利用のための研修、といった各分野でそれぞれサービスを用意した。

 両社では、従来のUNIX環境でのシステム構築と比べ、システムの導入、運用、管理コストを大幅に削減できるとしており、例えば、データベースとアプリケーションサーバーをOSSにて構成した場合、コストを5年間で最大1/5まで削減できるとのこと。販売目標としては、今後3年間で30社への導入を目指す。


(石井 一志)

2009/9/17 18:25