米Citrix、「XenApp」に仮想マシンホスティング機能を追加


 米Citrix Systemsは9月16日(米国時間)、アプリケーション仮想化「Citrix XenApp 5」の機能パック「XenApp5 Feature Pack 2」を発表した。仮想マシンベースのアプリケーション配信機能を追加。100%のアプリケーション互換性を実現するとしている。9月28日に提供を開始する。

 XenAppはサーバー側でアプリケーションを仮想化する製品で、これまで「Windows Terminal Services」経由でのアプリケーションホスティングとクライアントへのストリーミングの2つの手法を提供していた。

 最新のFeature Packでは、新たに仮想マシンからオンデマンドでアプリケーションの配信が可能となった。IT管理者は、最小限のテスト・検証作業でアプリケーションの完全な互換性を得られるという。仮想マシンは、Windows 7/Vista/XPに対応する。

 ユーザーエクスペリエンスでは独自技術のHDXを強化。クライアント側のリソースでFlashコンテンツを処理して帯域消費を削減する「HDX MediaStream for Flash」、USBデバイスに迅速にアクセスする「HDX Plug-n-Play」を追加した。また、「HDX IntelliCache for MAPI」を強化し、支店・支社やモバイルユーザーが50倍以上高速に「Microsoft Exchange」電子メールにアクセス可能になったという。このほか、サーバーのパフォーマンスと電力消費の管理機能も加わった。



(Infostand)

2009/9/18 08:15