パイオリンク、10年保証付きの低価格ロードバランサー「PAS 3716」


 株式会社パイオリンクは9月18日、低価格ロードバランサー「PAS 3716」を発表した。10月に販売開始する。価格は198万円から。

 PAS 3716は、コストパフォーマンスを追求したロードバランサー。ローエンドモデルの「PAS 3516」の後継ながら、必要な機能をすべて実装したスタンダードモデルとして提供する。価格は据え置きの198万円(SSLありは248万円)。

 特徴としては、HDDを実装させないなど障害点を極力少なくする設計とし、最長10年間のメーカー修理保証を付けた。また、RoHS指令に適合する主原料を選定することでグリーンITを追求したほか、消費電力は87W(SSLなし)~102W(SSLあり)に抑え、同種他社製品の約1/3の省エネ化を実現したとする。

 機能的には、1台でサーバー負荷分散(HTTP/FTP/SMTP/POP3/IMAP/SSL各種/DNS/RADIUS/ストリーミングなど)、ファイアウォール負荷分散、ゲートウェイ負荷分散、VPN負荷分散、キャッシュサーバー負荷分散など多用な処理を実行可能。

 外部インターフェイスはGigabit Ethernet×16ポート、L4~L7スループットは1.5Gbps、オプションのSSL処理性能は3000TPS。


(川島 弘之)

2009/9/18 13:04