日本HP、VMware/XenServerを格納可能な認定フラッシュメモリデバイス


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は9月18日、仮想サーバー構築ソフトを格納できるフラッシュメモリデバイス2製品を発表した。USBメモリを用いる「4GB USB フラッシュメディアドライブキー」と、SDカードを用いる「4GB SD フラッシュメディア」が用意される。いずれも価格は8400円。

 4GB USB フラッシュメディアドライブキー/4GB SD フラッシュメディアは、USBメモリやSDカードを利用し、仮想環境を簡単に構築できるようにした製品。日本HPのWebサイトから、x86サーバー「HP ProLiant」向けに最適化されたVMware ESXi4.0およびCitrix XenServer 5.5をダウンロードし、これらのフラッシュメディアデバイスにインストールして使用する。

 この製品を利用すれば、中堅・中小企業、あるいは小規模システムで仮想化を利用したユーザーは、容易かつ安価に仮想化環境を構築可能。また、日本HPが認証したフラッシュデバイスを用いることから、同社の保守サポートパッケージ「HP Care Packソフトウェアテクニカルサポート」を別途購入すれば、VMware ESXiを含めて、保守、サービスをワンストップで受けられるメリットもある。

 なお、今回は同時に、仮想マシンの設定やパフォーマンス管理に代表される、仮想サーバーの管理を効率化可能な「Citrix XenServer用HP ProLiant Virtual Console」(以下、PVC)のフルライセンスも提供される。PVC自体は、XenServerをダウンロードする際に90日間の評価版が提供されており、フルライセンスは、これを正規ライセンスにアップグレードするライセンスである。PVCは、初めて仮想化技術を利用するユーザー向けに設計されており、使いやすいGUIでXenServerの管理を行えるという。価格は、1万7850円。


(石井 一志)

2009/9/18 14:17