日本HP、7万円台からの省スペース型デスクトップ代替ノートPC


HP ProBook 4310s/CT Notebook PC

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は9月29日、13.3型ワイド液晶を搭載しカスタマイズに対応した企業向けのノートPC「HP ProBook 4310s/CT Notebook PC(以下、ProBook 4310s/CT)」を発表した。コンパクトサイズながら通常電圧版のCPUを搭載しており、省スペースのデスクトップ代替ノートPCに適しているという。価格は7万5600円からで、同日より、直販サイト「HP Directplus」や販売パートナーなどで販売を開始する。

 ProBook 4310s/CTは、企業向けに提供されるノートPC。多彩なカスタマイズに対応し、最小構成時は2kgを切る重量ながら、CPUは通常電圧版のCore 2 Duo P8700(2.53GHz)/T9600(2.80GHz)、Celeron T3000(1.8GHz)から選択可能できる。さらに、メモリもDDR3を最大8GB、HDDも7200rpm SATA HDDを搭載できるなど、デスクワークで使用するメインマシンとしても十分な性能を持っているという。

 また、HDDを振動や落下から保護する「HP 3D ドライブガード」、キーボードと本体の間に静電・非浸透フィルムをはさんで耐水性を向上させる「スピルレジスタントキーボード」、USBポートや光学ドライブのアクセス許可をユーザーアカウントやグループごとに設定できる「Device Access Manager」といった機能も搭載する。

 チップセットはモバイル インテルGL40 Express(Celeronモデル)、あるいはモバイル インテルGM45 Express(Core 2 Duoモデル)を採用。インターフェイスはUSB 2.0×3、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート、ExpressCard/34スロット、SDカードスロット、アナログRGB、HDMI、音声入出力などを備える。

 価格は、Celeron T3000、1GBメモリ、160GB HDD、光学ドライブなし、無線LANなし、1366×768ドット表示可能な13.3型液晶、Windows Vista Business SP1といった構成の「スタンダード・モデル」が7万5600円から。CPUやメモリ、HDD以外に無線LANやBluetooth、光学ドライブ、Microsoft Office、OSなどをカスタマイズできる。

 サイズは325×229×27~42mm(W×D×H)、重量は光学ドライブ非搭載モデルの場合で約1.88kg。バッテリ駆動時間は、標準バッテリ利用時で最大約5時間となっている。


(石井 一志)

2009/9/29 11:46