ラネクシー、MS Officeファイル圧縮ソフトのサーバー版-最大50分の1まで圧縮


 株式会社ラネクシーは9月29日、Microsoft Officeファイルを最適化するサーバーソフトウェア「FILEminimizer Server」を発表した。これを利用すると、Microsoft Officeファイルで占有されていたストレージ容量を削減できるほか、転送効率も向上させられるため、より効果的なストレージとネットワーク管理が実現するという。価格は25万円(税別)からで、10月23日より販売を開始する。

 FILEminimizer Serverは、balesioが開発したMicrosoft Officeファイル圧縮ソフトウェアのサーバー版。FILEminimizer Serverを使用すると、サーバー上にあるPowerPoint、Word、Excelの各ファイルについて、品質を維持しつつ、容量を削減できる。また、もとのファイル形式が保存されることから、ファイルの開封・編集時には特に解凍・復号作業などを行う必要はない。

 最大50分の1まで圧縮でき、Microsoft Officeは同 2000から最新の2007 Office Systemまで対応。プロファイルアシスタント機能により、個々の環境と要求にあわせた最適化プロファイルを作成でき、深夜や週末といった、サーバーが通常利用されない時間に自動的に実行させることも可能なため、最適化処理によるサーバーのオーバーヘッドを避けられるとしている。

 対応するサーバーOSは、32ビット版がWindows 2000 Server SP4//Server 2003 SP2(R2対応)/Server 2008 SP2、64ビット版がWindows Server 2003 x64 Edition SP2(R2対応)/Server 2008 x64 Edition SP2。

 1ライセンスあたりの価格は、1~2ライセンスの場合で25万円(税別)、3~4ライセンスでは18万5000円(同)、5~9ライセンスでは18万円(同)、10ライセンス以上では14万円と、ライセンス数に応じたボリュームディスカウントモデルを採用する。また初年度は年間保守が必須となるが、こちらにもボリュームディスカウントが適用される。1ライセンスあたりの年間保守費用は、1~2ライセンスの場合で5万円(税別)、3~4ライセンスでは3万7000円(同)などとなっている。


(石井 一志)

2009/9/29 14:45