会計システムのCODAがクラウドの会計サービス会社を設立、米salesforce.comが出資


 オランダのERPベンダーUnite 4 Agressoは9月30日(現地時間)、会計システム開発子会社のCODAが、米国に米salesforce.comの出資を受けて新会社FinancialForce.comを設立したと発表した。クラウド専用会計アプリケーションを開発し、同名のオンライン会計サービスを開始した。

 FinancialForce.comは、クラウドで配信する会計アプリケーションの開発・販売・サポートを手がける。salesforce.comのクラウドプラットフォーム「Force.com」上で開発したCODAのオンデマンド会計アプリケーション「CODA 2go」をベースに、包括的な会計ソリューションを提供する。コストを削減し、複雑性を排除できるという。

 同日から提供を開始した会計サービスは、総勘定元帳、買掛金、売掛金、ユーザー定義予算と表計算シートの統合など、基本的な会計機能に加え、リアルタイムや容易に実装できることなどが特徴。多国語・多通貨対応で、会計関連の世界標準をサポートする。料金は1ユーザー月額125ドルから。

 新会社のCEO兼社長にはCODAのCEO、Jeremy Roche氏が就任。取締役には同氏のほか、Salesforceから1人、Unit 4 Agressoから2人が参加する。本社は米国で、英国にも欧州地区の本社を持つ。Salesforceは少数株主となるが、出資額などの詳細は公表していない。



(Infostand)

2009/10/1 09:00