検索市場で「Bing」のシェアが初めて減少、Baiduの伸長が影響か
インターネットモニタリング・調査の米Net Applicationsが10月1日に発表した9月度の検索エンジンシェア調査によると、6月の公開以来、伸びてきた米Microsoftの新検索エンジン「Bing」のシェアが初めて前月比で減少した。
調査によると、9月の検索エンジン市場上位4社は、1位が「Google」(83.13%)、2位は「Yahoo」(6.84%)、3位は「Baidu」(4.38%)となり、Bingは3.39%で4位となった。Bingは8月に3.52%のシェアを獲得して3位となったが、Baiduと順位を交代した。Bingだけでなく、GoogleとYahooも8月と比べてシェアを落としており、Baiduに食われたかっこう。
Bingは6月に公開以来順調にシェアを伸長。前サービスの「MSN」が5月にシェア1.65%で終了して以降、サービス開始の6月に2.96%、その後、3.17%、3.52%と拡大していた。
Bingの減少は、アイルランドのStatCounterの調査でも報告されている。同社が10月1日に発表した9月の世界検索エンジンシェアによると、Bingのシェアは8月には3.58%だったが、9月は3.25%に減少した。同社の調査では、Googleは89.57%から90.54%とシェアを拡大している。
2009/10/5 09:01