F5ジャパン、複数モジュールを搭載可能な中規模向け新筐体「BIG-IP 3900」


 F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ジャパン)は10月5日、アプリケーションスイッチ「BIG-IPシリーズ」のラインアップに、ミッドレンジ向けの新ハードウェアプラットフォーム「BIG-IP 3900」を追加すると発表した。同日より販売を開始する。

 BIG-IP 3900は、中規模環境向けに提供される、BIG-IPシリーズの新ハードウェアプラットフォームで、クラスタマルチプロセッシング(CMP)技術を活用できるクアッドコアCPU、8GBメモリを搭載するなど、ハードウェア性能が強化されている。

 また、1Uサイズ筐体の製品としては初めて、複数の製品モジュールの搭載に対応。トラフィック管理「BIG-IP LTM/GTM」、Webアプリケーションファイアウォール「BIG-IP ASM」を始め、Web高速化機能「WebAccelerator」、マルチホーミング機能「Link Controller」といった各モジュールをサポートしており、包括的なアプリケーション配信ネットワークを、低コストで構築できるという。

 さらに、RAMキャッシュ、IPv6ゲートウェイ、レートシェーピング、SSLオフロード、圧縮などの機能を標準搭載。アプリケーションパフォーマンスの向上とサーバー負荷軽減を達成し、可用性と拡張性を向上するとしている。


(石井 一志)

2009/10/5 12:07